
【社名の由来】
「株式会社ランドサット」という社名は、1970年代から地球を観測し続けてきた人工衛星「Landsat」に由来しています。Landsat衛星は、地上の森や川、都市の変化を静かに見つめ、地球の呼吸を記録してきました。私たちはその姿勢に共感し、「地上を観測し、地上とともに歩む存在でありたい」という思いを込めて、この名を冠しました。ランドサットが目指すのは、単なる緑化や装飾ではありません。人と植物、建築と自然、記憶と時間、それらのあいだにある関係性を丁寧に読み解き、その場に息づく“風景の本質“を再構築することです。衛星が地球を俯瞰して全体を見つめるように、私たちは土地と人の営みを観察し、目には見えないつながりや循環を可視化していきます。そして、植物を通して人の心に静けさと調和をもたらす「空間植栽」を提案し、時間と空間の質を美しく変えていく、それがランドサットの使命です。「LAND(地上)」と「SATELIGHT(衛星)」という対極の言葉を結ぶ社名には、“地上の生命を見つめ、未来の風景を描く“という私たちの根源的な想いが込められています。
株式会社ランドサットは、緑化を中心に、空間デザインやブランディング、商品開発を行う会社です。オフィスや商業施設、宿泊施設など企画から施工、メンテナンスまで一貫して手がけることで、自然と調和する心地よい空間を提案しています。
【ランドサット】
地球を静かに観測する人工衛星「Landsat」。
1970年代から現在まで、地球の表面を記録し、森や川、都市の変化を長い時間軸で見つめ続けてきた衛星です。その視点のように、私たちもまた土地や人の営みを観察し、その中にある関係性を丁寧に読み解いていきます。自然や建築、文化が交わる場には、その土地ごとの記憶と循環が息づいています。ランドサットという名には、地上を見守り、地上とともに歩みながら、未来へと続く風景を描いていくという想いが込められています。
バイオフィリックデザインとは、人間が本来もつ「自然とつながりたい」という本能的な欲求を基盤に、建築や都市、空間の中に自然の要素を取り入れ、人の感性や行動に働きかけるデザインの考え方です。
光や風、水、植物、音、素材、香りなどを通じて自然を感じることは、心身の回復や創造性の向上につながるとされています。世界中で建築や都市開発の分野に広がり、持続可能な社会を支える新しいデザインアプローチとして注目されています。
ランドサットでは、この概念を単に“自然を取り入れる手法”としてではなく、人と自然、環境と文化のあいだにある関係性を丁寧に結び直す行為として捉えています。私たちにとってのバイオフィリックデザインとは、緑を配置することでも、装飾的に自然を添えることでもありません。自然の記憶やその場に流れる時間を読み取り、そこに息づく生命の循環をデザインに写し取ること。さらに、土地の記憶、光の移ろい、風の流れ、植物の成長サイクルといった“時間の層”を感じ取れる環境をつくること。そして、その空間に集う人々が、季節や時間の変化の中で“生きている感覚”を取り戻すきっかけをつくることだと考えています。
デザインとは、形を整えるだけでなく、人と自然が共に呼吸できるリズムを探すことでもあります。植栽、素材、照明、湿度、音、温度といったあらゆる要素を観察し、自然が本来もつ秩序や循環を空間に映し出す。そこには、つくり手と自然、そして使い手の三者が共に関わりながら環境を育てていくという視点があります。そうしたプロセスの中で、空間は単なる場所ではなく、時間と記憶を宿す「風景」へと変わっていきます。
ランドサットの考えるバイオフィリックデザイン
ランドサットは、バイオフィリックデザインを実践する会社として、人と自然の関係がゆるやかに続いていく風景をつくっています。光や風、土、植物といった自然の要素を、環境を織りなす素材として扱い、そこに暮らす人の営みや調和するかたちを見つめながら、空間の中に“生命のリズム”を取り戻していきます。時間とともに変化し、訪れるたびに新しい表情を見せる、“生きている空間”としてのデザインを目指しています。

【続根・連根】
「tutune(つつね)」という名は、日本語の「つづねる」「つなぐ」「根づく」という言葉に通じ、“続き連なる根(つづ・ね)“という意味を内包しています。語源は、「つつ(続・連)」+「ね(根)」。それは、時間と文化、人と自然がゆるやかに重なり、地層のように積み重なっていく営みを象徴しています。植物が大地に根を張り、季節の移ろいとともに姿を変えながら生きるように、私たち人間もまた、歴史や文化の根の上に生き、時代の流れに身を委ねながら、次の風景を育んでいます。tutuneは、そうした「連なりの根」を見つめ、そこに宿る感性の源を探るレーベルです。過去から続く文脈をたどりながら、自然・食・歴史・文化といった多層的な要素を結び直し、未来へと静かにつながっていく美と思想を形にしていきます。その名には、“時間の流れを受けとめ、根のように広がりながら、人と文化、自然を再びつなぎ直していく”という願いが込められています。
「tutune(つつね)」は、ランドサットの理念を母体に、文化や伝統技術、そしてアートに宿る“静かな美“を見つめ、 不変の価値観を探究するレーベルです。私たちは、土地に息づく文化や人々の記憶と交わりながら、手や素材、時間との対話を通じて、内に潜む感性を確かめていきます。
自然・食・歴史・文化、それらがゆるやかに重なり合い、 感覚や思考の地層をひらいていく。その営みこそが、tutuneの根幹です。人の営みは、長い時間をかけて静かに根を張り、文化はその地層の中で形を変えながら生き続けてきました。tutuneは、過去から未来へと続くこの連なりを見つめ、時の流れの中で変化しながらも、根源的な美を問い直します。
私たちは、日々の暮らしに潜む“無名の美“や”気配“をすくい上げ、技術や伝統を未来へとつなぐだけでなく、異なる文脈を結び直すことで、新たな感性の層を紡ぎ出します。それは、造形や表現の枠を越えた、文化的実践の試みです。
tutuneは、ランドサットの実践と地続きでありながら、よりアナログで文化的な領域を担う場所。作り手や思想家、企業との協働を通して、記録と対話を積み重ね、時を越えて残る痕跡を紡いでいきます。そのプロセスは、やがて一つの作品や空間へと結実し、触れる人の記憶に波紋のように広がり、次なる創造の種となるでしょう。
tutuneは、静かな循環の中で生まれる思考と美を探ります。それは、時間とともに変化し、触れるたびに新たな気づきをもたらす感性の羅針盤として、私たちの心を未来へと導いていくのです。
「tutune(つつね)」
ランドサットの考える文化や伝統技術、そしてアートに宿る静かな美を見つめ、不変の価値観を探究するレーベルです。
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tutuneについて
tutuneでは、クリエイターや作家、企業との協働を通して、その土地に宿る文化や人々と交わりながら、内に潜む感性と向き合い、その手ざわりを確かめます。「自然・食・歴史・文化」がゆるやかに重なり、感覚や思考の地層をひらいていく営みです。人の営みは、時を重ね、ゆっくりと根をひろげてきました。ゆるやかに続く時のなかで、その連なりを紡いでいきます。
